お客様には、合板に対して根強い抵抗感があるようです。合板は、反りや割れに強いという長所もありますが、どこに使っているのか気になるところです。詳しくどこに使っているのか聞きましょう。 一般的には高額になるにつれて、合板の使用は減っていきます。お仏壇を造っているからわかるのですが、最初に天然無垢材を使用するのは、塗らない箇所です。ですから、引出の裏側などの塗らない箇所が合板の場合は、塗ってわからない箇所も合板だと思っても間違いはないでしょう。桧合板という薄くスライスした桧を貼った合板もありますのでご注意ください。 板はすべて合板というのは、やはり高い買い物ですから見た目がいくら良くてもおすすめはできません。海外製は海外の粗悪な合板を使用している場合がありますので特におすすめできません。
→無垢板と合板のちがい
仏壇の塗りはすべて漆ではないの?というお客様が依然多いようです。しかし、現在ほとんどのお仏壇に天然漆は塗っていません!ご存じでしたか?天然漆の代わりに代用塗料をシンナーで薄めてスプレー塗装しています。天然漆独特の色艶・耐久性に勝るものはありません。天然漆手塗りのお仏壇をおすすめします。海外製は、すべて代用塗料のスプレー塗りです。
→天然漆手塗りと樹脂塗料スプレー吹きのちがい
同じ本金箔でも大きな差があります。(縁付け金箔と断ち切り金箔のちがいはこちら!)ピカピカのまぶしいお仏壇は、皆様、安く見えるので敬遠されます。それは、断ち切り金箔を代用箔押し液で金箔押ししているからです。縁付け金箔を天然漆で金箔押しすれば、金箔本来の落ち着いた輝きになります。高級手造り金箔である縁付け金箔を使っているお仏壇をおすすめします。 海外製は、すべて断ち切り金箔を使用しています。金箔押し・金粉蒔き方には、伝統的な天然漆で押す方法とブラックなどの天然漆の代用箔押し液で行う効率的な方法があります。天然漆で金箔を押すと金箔本来の落ち着いた輝きになりしかもはげにくいという特性があります。一方、代用液で金箔を押すとピカピカした感じになりそして、はげやすい特徴があります。天然漆で金粉を蒔くと金粉本来の艶消し色になりますが、多くの金粉を使用します。一方、代用液で金粉を蒔くと金箔と艶消し色の間くらいの色になり、少ない金粉で済みます。長い目で見れば、国宝や文化財もそうであるように天然漆での金箔押し・金粉蒔きのお仏壇をおすすめします。 お仏壇の塗りが天然漆の場合は、天然漆での金箔押し・金粉蒔きが、代用塗料の場合は、代用液での金箔押し・金粉蒔きが、相性がよいため一般的です。よって、お仏壇が天然漆手塗りであると天然漆での金箔押し・金粉蒔きになると思って間違いないでしょう。詳しい天然漆での金箔押し・金粉蒔きの工程は、ぜひこちら(金箔押しの工程・金粉蒔きの工程)をご覧下さい。
→縁付け金箔と断ち切り金箔のちがい
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