金箔の押し方の違い
天然漆での金箔押し | 代用液での金箔押し | |
成分 | 金箔押し用天然漆をそのまま使用 | Zブラック(商品名)などをホワイトガソリンでうすめて代用液をつくる |
乾燥 | 温度25℃・湿度80%で24時間以上 むろ(密閉された物入れ)に入れ、しっかり乾燥させる | 自然乾燥で徐々にゆっくり乾燥 季節にもよるがしっかり乾くのに、48時間以上かかる |
はげやすさ | 乾くと密着が良くはげにくい | 比較的はげやすい |
色艶 | 落ち着いた金箔本来の色艶が表現される | 比較的ピカピカした色艶になる |
金箔押し技術 | 漆の調合や漆ふき取り具合など熟練した技術が必要 | 比較的手軽に金箔を押すことが出来る |
主な用途 | 高級仏壇、屏風、国宝の修復等 | 量産仏壇、工芸品等 |
相性 | 縁付け金箔と良い | 断ち切り金箔と良い |
金箔押し工程数 | 多い | 少ない |
金箔押し代金 | 高い | 安い |
金箔押しの割合 | 希少価値あり 小売店にはほとんど展示していない | 大多数のお仏壇が使用 現在一般的な金箔押し方法になっている |