家具調上置き 紫檀系のお仏壇。浄土宗、滋賀県彦根市のお客様

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日本を代表する産地彦根で、こだわりの手造り仏壇を製造しております、井上仏壇の井上昌一と申します。

滋賀県彦根市のお客様より、家具調上置き、紫檀系のお仏壇をお求めいただきましたので、ご紹介いたします。

 

滋賀県彦根市のお客様 家具調上置き 紫檀系 13号(浄土宗)

 

いつも仕事でお世話になっている取引先の方より、お仏壇のご相談をいただきました。私と変わらないくらいの世代の方ですが、お若くして奥様を亡くされ、四十九日までにお仏壇を求めたいとのことでした。

お仏壇は、できるだけ身近に感じられるように、ご自宅のリビングに置きたいとお考えでした。テレビのすぐ横の棚の一部で、もともとは収納として使われていたところです。幅と奥行き、高さも測ってきてくださっていたので、そのサイズに合うお仏壇をご覧いただきました。当初提案したのは、洋風のリビングに置いても違和感のないウォールナットのお仏壇でした。色々とご検討された結果、最終的には提案したお仏壇の色違いで、紫檀系のお仏壇をご希望になりました。

 

ご納品時の様子です。家具調上置き、紫檀系のお仏壇です。サイズは13号、幅が1尺3寸(約40cm弱)あります。徳島県の唐木メーカーさんで作られた、日本製のお仏壇です。
仏壇を置いた棚は、動かせるタイプだったので、お仏壇の下に空間ができる高さに固定しました。棚を設置せずにお仏壇を置くと上のスペースがかなり空いてしまう状態でしたので、棚をこの高さに固定してバランスよく配置しています。

 

お仏壇内部です。ご宗派は浄土宗で、ご本尊は阿弥陀如来立像、総香木(梢楠:しょうなん)、金泥描き、古代型台座です。お仏壇の高さに合わせて、一番低い台座をご用意しました。今回は両脇はありません。ご本尊の上には、とても明るいLEDライトを内蔵し、長持ちするだけでなく、温度が上がりませんので安全でもあります。

ご本尊の後方の紫っぽく見えている部分や、打敷((うちしき)布地)がかかっているお仏壇手前の部分は、「みかげ塗り」という特殊な塗りで仕上げられています。メーカーさんオリジナルのもので、和紙や金糸が塗りこめられた高級感のある和をイメージする塗り方です。また、花立や蝋燭立などの仏具は真鍮製で、表面は角度によって見え方が違うような特殊な色付け加工を施しています。ご本尊のすぐ前にあるのはご飯とお水をお供えする入れ物です。亡くなられた奥様が紫やピンク系がお好きだったそうで、この色を選ばれました。とても優しい色合いで、このお仏壇の雰囲気にもぴったりです。

 

また、お写真を撮影した際は置いていなかったのですが、お位牌も戒名を彫って一緒にお求めいただきました。桜柄の蒔絵入りで、お仏壇と同じ紫檀で作られています。こちらは今回お求めいただいたものと同じお位牌で、札の長さは約12㎝です。

 

お仏壇手前のきらびやかな布は打敷(うちしき)といいます。お仏壇に合うような色合いのものをご用意しました。棚を設置してできたスペースに、お菓子などをお供えする小ぶりな供物台を置いています。

 

もともとこちらには扉がついていたのですが、お仏壇の設置前にお客様の方で一旦取り外してくださっていました。お仕事上そうした作業も簡単にこなされるので、のちほどまたご自分で取付けられるとのことでした。

思いもせず早くにお別れすることになり、深い悲しみの中でのお仏壇選びとなりましたが、「四十九日までにちゃんとおまつりしてあげたい」と亡くなられてすぐにお話をいただいて、その後の段取り等もきちんとしていただけたので、滞りなく四十九日までに納品することができました。家族が集うリビングに奥様の居場所ができたと感じていただけたようで、お子様方にも「ここにいるんだよ」と話されていたことがとても印象に残りました。私自身も色々と胸に迫るものがありつつも、少しでもお気持ちに寄り添えるよう、心を込めてお手伝いをさせていただきました。ご家族皆様に、奥様をいつも近くに感じていただければと願うばかりです。何かお困りの際は、どうぞいつでもお声かけくださいませ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。